■入社のきっかけと経緯を教えてください。
～からくりを思わせる構造に包装機設計の面白さを実感～
大学では機械工学を専攻。もともと人形や道具を自動的にあやつる「からくり仕掛け」が好きだったので、早い段階から包装機関連の会社を就職先として考えていました。

PACRAFTを志望したのは、出身地の大分に近い山口県岩国市が勤務地だということに加え、育休や産休、休暇制度など福利厚生が充実していて、女性が働きやすい環境だと感じたことも理由のひとつ。採用面接の際、担当の方が場を和らげながら話しやすい雰囲気を作ってくださったことも、「ここで働きたい」と思う決め手になりました。

入社後は半年間、座学や実習、各部署での研修などを通して会社の仕組みや機械の構造などを学ぶ「技能アカデミー」で勉強。その後、技術部の設計課に配属となり、先輩について設計の仕事を約１年間学びました。自分が初めて携わった機械が完成した時は喜びも大きくて。機械設計という仕事の面白さを改めて実感しました。

■現在はどのような仕事をされていますか？
～1人で1台、包装機の設計を担当、形になっていく時の喜びは大きい～
入社3年目となる今年1月から、構造がシンプルで標準的な包装機の設計を担当しています。機械はすべてオーダーメイドなので、まったく同じ仕様の機械は存在しませんが、工程ごとに似たタイプの機械を探して、過去のデータをコツコツ調べながら、設計を進めています。

設計作業を行う際、一番気を付けているのは部品同士の干渉です。図面上ではうまく収まっているように見えても、実際に組み立てると部品が干渉し合い、うまく作動しないことがあるので、その点をとくに入念に確認。設計図が完成した後も現場へ足を運び、組み立てや調整に問題が生じた場合はすぐに対処するようにしています。

自分が設計した機械が実際に形になっていくところを見るのは、何よりうれしく、喜びを感じます。今は先輩たちに教えていただきながら基礎知識をしっかりと身につけて、より難しい包装機を担当できるよう自分自身を成長させていきたいと思っています。

■どんな時に「やりがい」を感じますか？
～設計に携わった機械が完成し、包装された製品を店頭で目にした時～
自分が設計に携わった機械が形になり、ちゃんと動いて実際に食品などが充填されていく様子を見た時は、喜びとやりがいを感じます。一つの仕事をやり遂げたという実感も湧いて、何よりうれしいですね。

私はまだ、さまざまなオプション機能を搭載した複雑な包装機の設計は担当していませんが、先輩が手がけた特殊な仕様の機械が完成した際、お客様が大変感謝されている様子を目にして感激しました。将来的に、自分1人でどんな機械でも設計できるようになりたいので、今はそれを目標に日々の仕事に取り組んでいます。

また、PACRAFTが製造している包装機は砂糖や塩、レトルト食品、洗剤、シャンプー、ペットフードなど、スーパーやコンビニで販売されている身近な製品を包装するものも多いので、実際にそうした商品を店頭で見かけるとテンションが上がりますし、それがモチベーションの維持にもつながっています。

■入社のきっかけと経緯を教えてください。
～流れるように動く、包装機のメカニズムに感銘～
大学を卒業したら九州に帰ろうと思っていたのですが、就職仲介会社から機械科で学んだ経験を生かせる会社としてPACRAFTを紹介され、事業内容などを調べるうちに包装機の設計という仕事に魅力を感じてエントリーしました。その後、面接時に岩国の工場を見学。デモ運転中の機械を目にして、その複雑さと流れるような動きに感銘を受け、自分の手で作ってみたいと入社を決めました。

入社後は半年間、事業内容や機械の構造などを座学と実習で学ぶ「技能アカデミー」で研修。設計アプリを使った設計実習や、各部署を週ごとに回り仕事を体験する実習などもこの期間に行いました。

研修終了後に技術部の設計課に配属されてからは、先輩について設計の仕事を学ぶかたわら、平面図を３D化する作業に従事。設計図を立体的に組み立て直す作業を通じて、正確に内容物を袋に充填する仕組みやスムーズに作動させるポイントなどを理解することができました。

■現在はどのような仕事をされていますか？
～各部署と連携し、砂糖用包装機の設計を担当～
入社3年目の1月から砂糖の包装機の設計を担当しています。長く使われている設備が多い砂糖用包装機は、部品やユニットの交換が求められることが少なくありません。そうしたニーズに応え、設備の改造設計を行うのが現在の私の仕事です。具体的には、お客様の要望に沿って改造方法を考え、設計図や仕様書を作成して部品を手配。営業や調達、生産の担当者と連携しながら、機械が稼働するまでフォローしています。

基本的に、設計は1人で1台の機械を担当しますが、問題が発生した時には上司や先輩がアドバイスしてくれるので、初めての機械でも無理なく作業を進められています。将来的には、大規模なプラントの設計を1人で担当できるようになることを目標にしています。

また、クラフトマンシップを大切にしているPACRAFTでは、ベテラン社員の技能継承を目的に、技術伝承講習会を定期的に開催しています。この会でさまざまな部署の先輩たちの話を伺い、レポートにまとめてデータベース化する作業も、私たち若手社員が担当しています。

■どんな時に「やりがい」を感じますか？
～お客様からの感謝の言葉に感じた、達成感と喜び～
設計を担当した包装機が無事に稼働し、商品が包装されていく様子を見届けた時に、何よりも喜びを感じます。また、私は砂糖の包装機の設計をおもに担当しているので、自分が携わった製品がスーパーやコンビニの棚に並んでいるのを見た時も、ちょっと誇らしい気持ちになります。

入社後、初めて１人で設計を担当した時のことも忘れられません。上司や先輩にアドバイスをもらったり、部品をあれこれ試したりして何とか設計図を描き終えてひと安心。その後も、組み立てや調整担当の方たちの意見を聞きながらあちこち問題点を修正しました。約５ヶ月間、携わってきた機械が無事に稼働し、お客様から「ありがとう」と握手を求められた時には本当に感激しました。

設計の仕事は図面を描くだけで終わりではなく、他部署と連携しながら完成度を高め、お客様に満足いただける機械を納期厳守でお届けするところまでが、私たち設計担当の仕事なのだと実感した出来事でした。